私が初めて、被災地に訪れたのは、震災発生から約1ヶ月後の4月。たくさんの瓦礫、あの日から時間の止まった様な光景に、胸が痛み、自分に何ができるのか不安になりました。そんな不安を消してくれたのは、子どもたちの笑顔でした。

 

あの日から2年。たくさんの子どもたちに出会い、たくさんの笑顔を見てきました。

 

一緒に遊んだり、炊き出しのお手伝いをしたりと、いつも子どもたちが隣にいてくれました。

 

毎月、にゃんこが来るのを楽しみにしていてくれること、当日は朝から待ちきれずソワソワしていること、そんなエピソードに嬉しくなり、継続してきてよかったと実感しています。400㎞離れた宮戸の子どもたちと、にゃんこ隊との絆。子どもたちの笑顔が、パワーの源なので、これからも、支援を続けていきたいと思います。

 

南波 裕美

 

 東日本大震災から2年が経ちました。あの日は、新潟県に住んでいる私でも、本当に怖かったのを覚えています。私は、中越沖地震の時も河合さんと被災地へ行きましたが、それとは比べ物にならないほどの被害でとても驚きました。

 

初めて東松島市へ行った時、たくさんの方から話を聞き、自分も役に立ちたいと強く思いました。月に1度、月浜仮設へ行き、子ども達と元気いっぱい遊んだり、炊き出しをしたりしています。最初、子ども達に会った時は、恥ずかしがっている子どももいましたが、

 

今はみんな私達が来るのを楽しみにしてくれている様で、私達が仮設に着く前から外で待っていてくれたりして、本当に嬉しいです。

 

子ども達の笑顔を見ると、逆に私が元気をもらっている様な気持ちになります。みんな、いつもかわいい笑顔で楽しい話をしてくれてありがとう。

 

最後に、頑張れ!東北!

 

松井 彩夏(高校生)

 

 

 

20121227日~1228日 にゃんこ隊に参加した感想

 

山古志中学校 2年 畔上 晃樹

 

2日目の感想>

 

 朝のびる駅に行って津波の被害を見てきました。レールが無いところや、ホームが崩れていて本当にすごい揺れと波だったんだと思いました。鳴瀬第二中学校に行った時は、一階部分が何もなくなっていてびっくりしました。こんなに高いところまでやられてしまったと思いました。2回目の炊き出しでは、宮戸小学校仮設に行って一人ひとりに配りました。一回目と同じように、優しく接してくださったので嬉しかったです。僕も元気をもらいました。宮戸小学校の教務室で先生方にも渡しました。

 

 帰る前に子ども全員で「逃走中ごっこ」をしました。みんな走るのが早くてびっくりしました。寒さに負けず、風にも負けず強い子だと思いました。

 

<全体の感想>

 

 ニュースなどで津波が押し寄せてくるのを見ました。あんな津波がおそってきたから、みんな元気がないと思っていました。でもみんなの表情を見たら元気そうにゲームなどをしていました。次に集団移転することを聞きました。僕も山古志で下から上(高台)に移転した地域に住んでいるので、気持ちはよくわかりました。本当は元々あったところに住みたいのに、移転するということに反対する人もいるだろうなと思いました。でも、煮込むうどんを配っていると誰も嫌な顔一つしないで接してくださったので本当に嬉しかったです。まだまだ、復旧には時間がかかるかもしれないけれど、山古志もこんなところから今までの生活に戻ることができました。だからあきらめないで、一日一日を大切に過ごしていって欲しいです。でもきっとみんな元気だったので、きっと元に戻って元通りの生活になることを願っています。

 

ガンバレ 東松島市 宮戸島